カテゴリー:最新ニュース
カイヅカイブキの剪定
貝塚カイズカイブキは大阪南部の貝塚周辺が原産地と言われ。スギの仲間、伊吹ビャクシンの変種と言われます。 カイヅカイブキに適した土質は粘度の高い土地の方が良いです。性質としては成育速度は中程度ですが成長は早いようです.また大きな木になると右の直径50cm以上に達するものがあります。 若木のうちは放任すると幹が曲がりやすいので支柱を立ててます。幹が太くなってきたもの支柱はなくてもたくましく育つようになってきます。枝は割合に横向きに出ますが枝先が立つ性質を持っていますそこで一つ一つの枝先上がるような形になります。若い木のうち5年ほどまでは下の方のひこばえ的な枝も出ますが老木になれば下の方の枝は出にくくなりますので下の方の枝にも光が入る様にするのが大事です。剪定方法は本来一番良いのが春先に新芽が伸びたところを指先で芽を強く摘み取ります。昔から刃を嫌う樹木と言われ強剪定をすると先祖帰りといわれるスギの葉が生えてきてお趣をなくします。その次に樹木にダメージを与えない剪定方法は枝を切り戻す剪定です。でも、手間が大変で時間もかかります。カイズカイブキは金属、刃物を嫌うため昔は竹で作ったハサミを使っていました。現代でもセラミックのハサミはありますので利用するのも良いでしょう。 現代の植え方では生垣などでよく、植えられています。玉チラシの仕上げも可能です。いずれも剪定は苅込ハサミやバリカンで表面的には綺麗に仕上がります。ただあくまでも一本一本の木であることを忘れないで剪定していただきたいです。一見、面で連なったシートの様に見えてしまいますが、あくまで木ですので刈った後のゴミなど取り除く事を忘れないで作業していただきたいです。スギッ葉になってしまった個所は枝の付け根から取り除き拡大を防ぎます。 結構強い木で剪定時期は特に気にしなくてもよいくらいです。盛夏や真冬は避けましょう。強剪定に関しては先祖帰りと言われるスギの葉が出てくる可能性が高くなるので強剪定には注意が必要です。春の3月から5月位に行うのが良いでしょう。
>